- さくらフォレスト株式会社
代表取締役 髙島 励央 氏 - 「ファースト&タンデムスプリント法律事務所は、国内から海外まで、ウェブ通販事業を一緒に展開できる力強いパートナーです。」
さくらフォレストは、健康食品・スキンケア・ヘアケアなどのウェブ通販事業(さくらの森)において売上を伸ばし、海外への展開を検討していた。そのためには、進出相手国の法律や税制、商慣習などをクリアし、現地企業との契約をまとめ、販路を開拓する必要があった。
さくらフォレスト株式会社にとって、海外展開は将来の事業の発展のために必ず成功させなければならないミッションであった。そのため、同社代表の髙島氏も福岡の経営者仲間とともに自ら海外視察を行っていた。米国サンフランシスコで小野智博弁護士と出会い、海外展開の実現に向けて意気投合する。「ファースト&タンデムスプリント法律事務所の海外でのネットワークと、海外展開支援の豊富な実績に加え、ビジネス目線での議論やスピード感、フットワークの良さがこれまでの弁護士事務所とは違うと思い、顧問契約を決めました」(髙島氏)。
<海外現地規制を乗り越えるネットワークとスピード感>
海外展開をするにあたり、最初に必要となるのは現地規制の調査である。ファースト&タンデムスプリント法律事務所は、ベトナム・台湾それぞれにパートナーとなる現地法律事務所及び会計事務所があり、それらの専門家を通じて、現地の法律・税制の調査を行った。そのうえで、さくらフォレストにとって実現可能なスキームを、担当役員の西尾和剛氏を中心とする海外担当チームとコミュニケーションを重ねながら検討していった。「従来の会議や電話のみならず、チャットワークを使用した24時間体制のオンライン会議室を活用することで、時差のある海外事業でもスピード感をもって進行することができました」(西尾氏)。
<海外企業との契約も、日本からのプロジェクトマネジメントで実現>
現地でビジネスを進める段階では、パートナーとなる現地企業との契約が必要である。パートナーシップ契約・販売店契約・代理店契約・人材の確保に関する契約・物流や倉庫などの業務を委託する契約、広告に関する契約など、必要な契約は多岐にわたるが、それぞれについて、日本語・英語又は中国語での対応と、契約書案のレビュー、コメント、対案作成を順次行っていった。その際には、現地の法律と日本の法律の両方を理解し、違いを理解して遵守する必要がある。「現地の弁護士・会計士と日本の弁護士がチームを組み、ファースト&タンデムスプリント法律事務所がプロジェクトマネジメントをしてくれるので、現地の法律も日本の法律も両方守りながら、プロジェクトを進めることができるので、安心です」(西尾氏)。
<ベトナム・台湾は安定稼働、新たなアジアでのプロジェクトや事業の多角化に期待>
プロジェクトは少人数のチーム体制であったが、目標としていたベトナム・台湾での拠点開設を実現。販路開拓にも成功し、売上を伸ばしている。
さくらフォレストでは今後、他のアジア諸国へも同様に展開を進めていく計画であり、また、M&Aなどを行いながら国内事業も多角化していく計画である。その際もファースト&タンデムスプリント法律事務所とともに取組みを進めていく考えだ。